管財事件の流れ
管財事件となった場合、まず管財人となる弁護士が選定され、その裁量によって債務者の財産が換価、分配されます。
ただ、当然ながら債権者も一言あるでしょうから、管財人が全て自分で決めるという事はありません。
スポンサードリンク
いくら財産の一部が分配されるとはいえ、当然借金の総額のごく一部のみしか回収できない事になり、不満はあるでしょう。
法律で決められているとはいっても、納得できない部分も出てくるはずです。
そういった事を考慮し、債権者集会というものが行われています。
これは、複数の債権者の意見を聞き、それによって管財人が分配の判断材料にするというもので、ここである程度の調整がなされます。
こういった調整が終わると、債権が確定し、債務者の財産が換価されていきます。
換価というのは、言ってみれば換金で、家や土地などがいくらの額で売れるかという事と同じ意味です。
基本的にそれは管財人となった弁護士が、相場に照らし合わせて決めますので、管財人によって大きな差が生まれる事はありません。
換価が決定したら、債権者へ配当される金額も決定します。
その後、実際に配当されていき、比例分配されていく事になります。
これが終わると、管財人が債権者集会でその報告を行い、それをもって裁判所は破産手続終結の決定を行い、管財事件はここで終了です。
この時点で自己破産が成立......かというと、そうではありません。
あくまでもこの時点では管財事件が解決し、破産が成立しただけで、免責はまだです。
自己破産が成立するには、免責もしっかり申し立て、受理されなくてはなりません。
そこまで成立して、初めて達成されるのです。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- まずは気持ちの整理を
- 止むに止まれぬ事情で借金をしなければならないような状況に陥ったとしましょう。 中......
- 正確な借金の把握から
- 借金をしているという現実から目をそむけていたり、最初から自覚がない人。 そうい......
- 手続きの大まかな流れ
- 自己破産を決意した場合、当然その手続きが必要となります。 まず、自己破産における......
- 破産手続と免責手続
- 自己破産を行う際、最初に2つの手続きを行う事になります。 破産手続きと免責手続き......
- 申立書類とは
- 自己破産の申し立てを行うためには、まず申立書類を提出する必要があります。 この申......
- 申立書類を届ける場所
- 必要な書類を全て揃えた場合、しかるべき所へ提出する必要があります。 弁護士に依頼......
- 地方裁判所における審尋
- 提出書類を受け取ってもらえた場合、ほとんどの確率で受理されます。 そうなると、次......
- 破産手続開始決定とその後
- 審尋が問題なく通った場合、破産手続開始決定とみなされます。 つまり、この時点で申......
- 財産の有無に関して
- 財産がある場合 自己破産を行った人の中にも、1割程度の割合で財産を所持している人......
- 免責の審理
- 同時廃止事件と管理事件のいずれにしても、終結した場合には、破産手続開始決定が一......
- 免責が許可される場合 不許可の場合
- 許可される場合 免責の審理が終わると、その結果が債務者に通告されます。 審理の......
